連載「不登校と学びの設計図」第9回
秋になると、中3の親さんから「この子は高校に行けるのでしょうか」という声を聞くようになります。今回は、不登校からの高校進学の設計図です。
先に答えます。不登校でも、高校には行けます。大事なのは、欠席日数を数えることより、どんな高校で、どう学びたいかを先に考えることです。
書いた人:山本 卓司(岐阜開成学院.代表/通信制高校の教員歴27年)
欠席日数が多いと、高校には行けませんか?
全日制高校の入試では、調査書の出欠の記録を見る学校があります。一方で、通信制高校の入学では、中学校の欠席日数はほとんど問われません。
教育者として率直に言えば、出席扱いが意味を持つのは、主に全日制高校への進学と、中学卒業後すぐに就職する場合です。少なくとも通信制高校への進学では不問にされます。欠席日数だけで将来を決めつけなくて大丈夫です。
高校には、どんな種類がありますか?
- 全日制:毎日、朝から夕方まで通う
- 定時制:夜間や昼間の一部の時間に通う
- 通信制:レポートとスクーリングで単位を取る。通う日数や時間を選べる学校が多い
通信制高校は、学習を支える「サポート校」と組み合わせて通う形もあります。自分のペースで学びたい子にとって、現実的な選択肢です。
学校選びで、気をつけることはありますか?
通信制高校とサポート校は、名前や肩書きだけでは中身が分かりません。27年この世界にいた実感として、見学に行って、自分の目で確かめることがいちばん確かです。
もう一つ、中学校の先生方の通信制高校についての知識には、どうしても差があります。先生個人の問題ではなく、深く調べる時間を取りにくい事情があるからです。だからこそ、親さんにも自分の足で情報を集めてほしい。「今決めないと定員が埋まります」と即決を促す案内には、一度立ち止まってください。
中3の今、何をしておけばいいですか?
どの高校に進んでも、最後に支えになるのは「自分で学べる」という感覚です。中学の内容を全部取り戻す必要はありません。週に何回か、決まった時間に学ぶリズムがあるだけで、高校での学びの立ち上がりが変わります。
ビバ☆マナからは、どんな高校に進んでいますか?
そのうち3名は、進学したあとも学びを続けています。岐阜開成学院(つくば開成高等学校 岐阜学習センター)に進んだ2名と、ほかの高校に進みながら学習支援を続けている1名です。
ビバ☆マナは岐阜開成学院の中学生コースです。中学から高校まで、同じ教室、同じ大人のもとで学びを途切れさせない道があります。高校のことは、岐阜開成学院の新入学について、コースと通い方、不登校からの高校進学のページにまとめています。
連載「不登校と学びの設計図」
よくあるご質問
不登校で欠席日数が多くても、高校に行けますか?
出席扱いは高校進学に影響しますか?
通信制高校はどう選べばいいですか?
ビバ☆マナから高校へはどうつながっていますか?
不登校支援特化型 学研教室|岐阜開成学院 中学生コース
ビバ☆マナ
中3の進路のこと、高校のこと。中学と高校の両方を知る立場から、一緒に考えます。
月曜・木曜 15:00〜19:00(祝日休み)/ビバコース 月25,000円・マナコース 月19,000円(税込)/岐阜市金宝町(岐阜市文化センターの南正面)


