連載「不登校と学びの設計図」第2回
学校を離れている時期に、私がいちばん気にかけているのは国語の力です。言葉を失うことは、点数が下がること以上に大きなリスクだと考えています。
第1回では、学力を4つの部品に分けて考えました。第2回は、そのすべてを支える国語の話です。
書いた人:山本 卓司(岐阜開成学院.代表/通信制高校の教員歴27年)
なぜ、国語がいちばん大事なのですか?
数学の文章題も、英語の文法の説明も、理科や社会の資料も、すべて日本語で読みます。国語の力がぐらついたままでは、どの教科の知識も積み上がりません。
建築家は、図面を引くだけの人ではありません。その場所にどんな家族が住み、どんな時間が流れるのかを考え、空間に意味を与えます。物事に意味を見いだすことは、国語の仕事そのものです。
国語から離れると、何が起きますか?
- 自分の苦しさを言葉にできず、ひとりで抱え込みやすくなる
- 相手の意図を取り違えて、人との関わりがこじれやすくなる
- 筋道を立てて考えにくくなり、気持ちに振り回されやすくなる
言葉の力は、心にも関係しますか?
私は長く、対話と語りの研究を続けてきました。「自分はダメだ」という物語のなかにいる子が、「今は力を蓄えている途中だ」という物語を持てるようになる。そのとき、子どもは少しずつ前を向き始めます。言葉は、心の安全基地になります。
中学生のうちに、どんな言葉にふれておけばいいですか?
大学入試の現代文は、近代と個人の孤独、西洋と東洋の考え方の違い、人間にしかできない意味づけといった、大きな問いを扱います。国語の教員として長く現代文を教えてきましたが、こうした問いは、中学生のうちに種として植えておくことができます。
大きな問いにふれることは、「学校に行けていない自分」という狭い枠から、少し外へ出る視点にもなります。
ビバ☆マナの国語は、どう進めるのですか?
漢字、言葉の意味、文の組み立て、読解。つまずいたところまで戻り、必要なら小学校の内容までさかのぼります。国語を学べるのはビバコース(英語・数学・国語、月25,000円・税込)で、漢検の対策も行っています。
家では、何をすればいいですか?
本を読ませることより、話を聞くことのほうが、言葉の力を育てます。ゲームや動画の話でもかまいません。自分の考えを言葉にして、聞いてもらえた。その経験が、国語の力の根っこになります。
次の第3回では、教室に通い始めて最初の4週間に何をするのかを書きます。
連載「不登校と学びの設計図」
よくあるご質問
不登校のあいだ、なぜ国語が大事なのですか?
国語の力は心にも関係しますか?
ビバ☆マナで国語を学べるのはどのコースですか?
家庭でできることはありますか?
不登校支援特化型 学研教室|岐阜開成学院 中学生コース
ビバ☆マナ
言葉の力を、もう一度。国語のどこでつまずいているのか、一緒に確かめましょう。
月曜・木曜 15:00〜19:00(祝日休み)/ビバコース 月25,000円・マナコース 月19,000円(税込)/岐阜市金宝町(岐阜市文化センターの南正面)


