連載「不登校と学びの設計図」第4回
新しい学年が始まって少しすると、「学校に行きたくない」という言葉を聞く親さんが増えます。その一言を聞いた最初の1週間に、何をすればいいのか。今回はそこを書きます。
先に結論です。最初の1週間は、理由を聞き出すことも、学校へ戻すことも急がなくて大丈夫です。まず、家を安心して休める場所にしてください。
書いた人:山本 卓司(岐阜開成学院.代表/通信制高校の教員歴27年)
まず、何をすればいいですか?
子どもが「行きたくない」と口にするまでには、たいてい長い我慢があります。そこで「どうして」「何があったの」と問い詰めると、子どもは話すことそのものをやめてしまいます。
理由は、本人にもうまく言葉にできないことがよくあります。言葉にできるようになるまで、待つことも立派な関わりです。
無理にでも行かせたほうがいいですか?
私はずっと、学校に行きたくないなら行かなくてもいい、と考えてきました。学校以外にも、学べる場所はあります。家でも、地域でも、教室でも。
通信制高校の教員として27年、たくさんの親子を見てきました。その中で、親が子の不登校を受け入れられないことで、親子の関係が深く傷ついてしまう場面にも出会ってきました。学校に戻ることより先に、家の中の安心を守ってください。
学校には、どう連絡すればいいですか?
毎朝の欠席連絡がつらければ、連絡の方法や回数を担任の先生と相談してかまいません。学校とのやりとりは、長く続くものです。最初から完璧にしようとしなくて大丈夫です。
勉強は、いつから始めればいいですか?
休み始めた子は、体も心もくたびれています。まずは眠ること、食べること、好きなことを少しすること。それができるようになってから、学ぶことを考えれば間に合います。
勉強が気になり始めたら、それは動き出す準備ができてきたしるしです。そのときは、必要なら小学校の内容までさかのぼって、無理のないところから始めればいい。学びは、何度でも組み立て直せます。
親自身は、どうしたらいいですか?
- 担任の先生やスクールカウンセラーに、親として相談する
- 岐阜市なら、子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」などの相談先がある
- 同じ経験をした保護者の話を聞く
子どもを支える人が倒れてしまっては、元も子もありません。親さんが少し楽になることは、子どもにとっても大きな支えになります。
連載「不登校と学びの設計図」
よくあるご質問
「学校に行きたくない」と言われたら、まず何をすればいいですか?
無理にでも学校へ行かせたほうがいいですか?
勉強はいつから再開すればいいですか?
保護者はどこに相談できますか?
不登校支援特化型 学研教室|岐阜開成学院 中学生コース
ビバ☆マナ
お子さんの今の様子を伺いながら、次の一歩を一緒に考えます。保護者の方だけのご相談もお受けしています。
月曜・木曜 15:00〜19:00(祝日休み)/ビバコース 月25,000円・マナコース 月19,000円(税込)/岐阜市金宝町(岐阜市文化センターの南正面)


