自分のペースで、つまずいた所から。
ビバ☆マナでは、学研教室の教材を使って学びなおします。ただ、進め方を決めるのは教材ではありません。本人が職員と話しながら、自分に合う進め方を見つけていきます。教材は、その対話を支える道具です。
「個別最適な学び」とは何ですか?
本人が、職員と話しながら、自分に合う進め方を見つけていく学び方です。
「個別最適な学び」は、中央教育審議会が2021年の答申で、これからの学校教育の柱として示した考え方です。答申では、次の2つを合わせて「個別最適な学び」と呼んでいます。
- 指導の個別化:一人ひとりの進み具合に応じて、教え方・教材・時間を変えること
- 学習の個性化:一人ひとりの興味・関心に応じて、子ども自身が学習を調整していくこと
ビバ☆マナが大切にしているのは、「子ども自身が調整していく」ところです。職員は答えを決める人ではなく、一緒に考える人です。この関わり方は、心理学者カール・ロジャーズのパーソンセンタードアプローチ(相手を変えようとせず、まず受けとめる関わり方)にもとづいています。
ビバ☆マナでは、どんなふうに学びますか?
さかのぼって学ぶ、自分で選ぶ、一緒に楽しむ。この3つです。
さかのぼって学ぶ
- 学年にかかわらず、わからなくなった所まで戻って学びなおします。必要なら小学校の内容からです。
- 学研教室の教材は学年で区切られていないので、中学3年生が小学校の内容から始めても不自然になりません。
- 1枚のプリントで扱う内容が小さく、一度に考えることが少ないので、学習から離れていた人も集中を保ちやすくなります。
自分で選ぶ
- その日に何枚やるか、いつ休むかは本人が決めます。教室は月曜・木曜の15:00〜19:00。この中から2時間ほどを選んで通います。
- 教科も選べます。英語は必須で、英語・数学の2教科か、英語・数学・国語の3教科です。
- ほかの生徒と進み具合を比べることはありません。
一緒に楽しむ
- 同じ教室で、岐阜開成学院.の高校生も学んでいます。年の近い先輩が、自分のペースで学び、話し、笑っている姿を、すぐそばで見られます。
- 月末には、中学生だけの交流カードゲーム会もあります(参加は自由)。
「できた」は、どうやって積み重ねますか?
1枚ずつ提出し、間違えた問題は100点になるまで解き直します。
- プリントは1枚ずつ提出し、職員がその場で確かめて返します。
- 間違えた問題は、100点になるまで解き直します。全部わかったところで、次の1枚へ進みます。
心理学者アルバート・バンデューラは、「自分はやればできる」という感覚(自己効力感)をもっとも強く育てるのは、自分の力でやり遂げた経験だと述べています。1枚ごとの「できた」は、その経験の積み重ねです。
データで見る、不登校中学生の学習の現在地
不登校の小・中学生は353,970人。一方で、42,978人が学校外の学びで出席扱いとなっています。
文部科学省の令和6年度調査によると、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人(1,000人あたり38.6人)で、12年連続の増加となりました。背景としては「学校生活への意欲の低下」「不安・抑うつ」「生活リズムの不調」などが多く報告されています。学習面では「やり直したいけれど、どこから手をつければいいか分からない」という状態になりがちです。
一方で、学校外の機関等で相談・指導を受けて指導要録上の出席扱いとされた小・中学生は42,978人でした(同調査)。学校に行けない期間の学びを、制度として認める仕組みはすでに広く運用されています。
ビバ☆マナは、希望される方に、在籍中学校への出席扱いの申請を支援します。これまでに支援した申請は1件で、認められています(2026年9月時点)。最終的に決めるのは、在籍している中学校の校長先生です。
→ 出席扱いガイドで手続きの流れを見る/中学校の先生方へ(施設についての資料)
どの教科を、どのように学びますか?
英語は紙とデジタルの併用、数学と国語はスモールステップのプリントを中心に学習します。
英語|紙+デジタル
- 「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく循環させます
- プリントで知識・技能を、デジタルで音声を扱います
- 音読でリスニングとスピーキングを強化します
数学|プリント
- 正負の数/文字式/方程式/関数/図形を系統立てて
- 例題 → 基本 → 練習 → 確認で「わかったつもり」を防ぎます
- 文章題で、読解力と数学的な考え方を育てます
国語|プリント
- 漢字・語彙・文法の知識を、読解と記述へつなげます
- 読み方を手順化し、設問の根拠の取り方を徹底します
- 「読める」だけでなく「書ける」ことも重視します
ビバコースは英語・数学・国語の3教科に加えて漢検・英検対策と特別授業(クラフト体験など)、マナコースは英語・数学の2教科です。「まずは2教科から」という始め方もできます。教材は学習指導要領に準拠しています。
学習はどのように進みますか?
診断 → 計画 → 演習 → 確認テスト → 振り返り。このサイクルを回し、すべて見える形で共有します。
- 初回ヒアリングと理解度診断学習状況・生活リズム・目標を丁寧にうかがい、診断テストで現在地を把握します。通室の頻度や滞在時間も、この時点で個別に設計します。
- 個別の学習計画づくりつまずきのない地点を出発点に、無理のない分量で計画を立てます。「やり切れる量」から始めることを最優先します。
- 演習中心の学習説明を聞く時間より、手を動かす時間を多く取ります。わからない箇所は講師との対話で言葉にして整理します。
- 確認テストで定着をチェック理解度を目に見える形で確認します。間違えた問題は100点になるまで解き直します。到達が不十分なら、再学習と計画の調整を行います。
- 家庭学習と振り返り宿題はやり切れる分量から。学習の様子は、保護者の方へLINEでこまめにお知らせします。
保護者の方が確認できるのは、どんなことですか?
「今どこを学習していて、何ができるようになったか」を、LINEでこまめにお知らせします。
| タイミング | 共有される内容 |
|---|---|
| 毎回 | プリントの提出と返却。進み具合がその場で目に見えます |
| 単元ごと | 確認テストの結果と、再学習が必要な箇所 |
| こまめに | LINEで学習の様子をお知らせします |
| 毎月(ご希望の場合) | 在籍中学校へ、通所の様子を報告します(出席扱いの申請のため) |
ビバ☆マナでは、保護者の方への共有で点数よりも「再開できた行動」を重視しています。「今日は30分座れた」「自分から質問した」といった変化を言語化してお伝えします。
学びなおしで育てたい、3つの力
学力の土台
- 計算力・語彙・文法・読解などの基礎技能を再構築します
学びのコツ(メタ認知)
- 間違いの原因を分析し、修正の手順を自分の言葉にします
学習習慣
- 短時間×高頻度の成功体験を続け、主体的な学びにつなげます
「メタ認知」とは、自分の考え方や理解の状態を、一歩引いて眺める力のことです。この力が育つと、教室にいない時間の学びも自分で回せるようになります。ビバ☆マナが最終的にめざしているのは、私たちがいなくても学び続けられる状態です。
不登校という時間を、どう活かしますか?
不登校は「空白」ではありません。言葉の力と、自分で考える習慣を育て直す時間にできます。
お子さんが勉強から離れている現状に、言葉にならない焦りを感じておられる保護者の方は少なくありません。その不安の正体は、テストの点数そのものではなく、世界を理解し、自分の気持ちを扱うための「言葉」が育たないままになるのではないかという危機感ではないでしょうか。
ビバ☆マナが国語を重視するのは、そのためです。「なぜこの接続詞が使われているのか」「筆者は何を言い換えようとしているのか」。読解の手順を言語化し、設問の根拠を突き詰める訓練は、そのまま社会の成り立ちを読み解く力につながります。数学は論理の筋道を通す訓練になり、英語は他者の言葉を受け取る回路を広げます。
既存の枠組みからいったん離れ、「自分はどう生きたいか」を問える時間は、実はそう多くありません。確かな学力と、その先の教養。この2つが揃ったとき、お子さんは自分の足で歩き始めます。
よくある質問
どこまでさかのぼって学びなおせますか?
必要であれば、小学1年生相当の内容までさかのぼって学びなおせます。初回の診断テストで「今どこまで理解できているか」を確認し、つまずきのない地点から再開します。学研教室の教材は学年にしばられない段階設計のため、中学3年生が小学校の内容から始めても不自然になりません。
ビバ☆マナに通った日は、学校の出席扱いになりますか?
希望される方に、在籍中学校への出席扱いの申請を支援します。これまでに支援した申請は1件で、認められています(2026年9月時点)。
最終的に決めるのは、在籍している中学校の校長先生です。通所の様子は、保護者の同意をいただいたうえで毎月、在籍中学校へお知らせします。手続きの流れは 出席扱いガイド で詳しく説明しています。
オンラインでの学習には対応していますか?
原則は対面(通室)ですが、週1回の通室+週1回のオンライン学習という組み合わせも設計できます。オンラインにはGoogle Classroomを使用します。まずは通室で学習のペースをつくることを大切にしていますので、通室が難しい時期や体調に波がある場合など、状況に応じて個別にご相談ください。初期は短時間の通室や途中入退室からのスタートも可能です。
中学校の定期テスト対策や提出物のサポートはしていますか?
行っていません。ビバ☆マナの目的は、学びなおしと基礎・基本の再構築です。学校ごとの出題傾向に合わせた短期的な得点対策、提出物の計画立案や管理、過去問演習による対策は提供していません。基礎が整った結果としてテストや検定に活きることはありますが、指導の主眼はあくまで学力の土台づくりに置いています。漢検・英検の対策はビバコースに含まれます。
どのくらいの頻度で通いますか?費用はいくらですか?
月曜・木曜の週2回、15:00〜19:00です(祝日休み。月曜が祝日の場合は火曜に開講)。ビバコースが月25,000円、マナコースが月19,000円(いずれも税込)です。ビバコースは英語・数学・国語のスモールステップ学習に加えて、漢検・英検対策とクラフト体験などの特別授業が含まれます。マナコースは英語・数学のスモールステップ学習です。→ 1日の過ごし方はこちら
小学生や、日本語に不安のある子どもでも相談できますか?
ご相談いただけます。不登校・登校不安のある小中学生のほか、日本語に不安のある若者にも対応しています。小学校の内容からの学びなおしに対応しているため、学年や年齢にとらわれず、今の自分に合ったところから始められます。
参考にした情報
- 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2025年10月29日公表)
調査結果ページを見る - 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
文部科学省のページを見る - 中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」令和3年1月26日
文部科学省のページを見る - Bandura, A. (1997). Self-efficacy: The exercise of control. W. H. Freeman.
- Rogers, C. R. (1957). The necessary and sufficient conditions of therapeutic personality change. Journal of Consulting Psychology, 21(2), 95-103.
- 学研教室「中学生コース(数学・国語・英語)」教材仕様
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- 出席扱いガイド|通った日を学校の出席にするための手続き
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- 中学校の先生方へ|出席扱いをご判断いただくための資料
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不登校・登校不安のある小中学生、日本語に不安のある若者が対象です。理解度診断、学習計画のご提案、進路や家庭での関わり方のご相談を承ります。保護者の方だけのご来校・ご相談も歓迎しています。
